経済産業省が2015年度予算の概算要求で、要求額を14年度当初予算比12.2%増の1兆7278億円とする方針を固めたことが28日、分かった。地域経済の再生策に14年度当初予算の約3.6倍となる557億円を投入し、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」を全国に普及させる地方版の「ローカル・アベノミクス」を推進する。
一般会計とエネルギー対策特別会計の合計は12.6%増の1兆3621億円。ベンチャー企業と大企業の連携支援など地域経済の活性化と、中小企業・小規模事業者への支援策に16.5%増の1295億円を要求する。
新興国などの新市場開拓には14.0%増の495億円を計上。エネルギー関連では、燃料電池自動車や水素ステーションの整備など水素社会の実現に向けた事業に36.8%増の2565億円を求める。また、ロボットや医療技術の開発推進などの科学技術振興費は20.3%増の1208億円と大幅に増額した。
東日本大震災関連では、廃炉・汚染水対策の研究開発費用として新たに110億円を計上した。