内閣府は28日発表した8月の地域経済動向で、全国11地域全ての景況判断を前回の5月調査から上方修正した。4月の消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減で個人消費が大きく落ち込んだものの、徐々に反動減が和らいでいることを反映した。先行きの下振れリスクとしては、反動減の長期化や海外景気の悪化を挙げた。
景況判断の全地域での上方修正は昨年5月以来、1年3カ月ぶり。前回調査では全地域で、「このところ弱い動きも見られる」としたが、今回は「消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動も和らぎつつある」とした。ただ、内閣府は、百貨店やスーパーの売上高について「都市部に比べて地方で回復が鈍いなど、ばらつきもある」とし、今後も注視が必要とした。
分野別では、個人消費は反動減が和らぎつつあるとして全地域で判断を上方修正。雇用は有効求人倍率の上昇や完全失業率の低下が続いているとして、全ての地域で「改善している」という従来の判断を据え置いた。