【専欄】構想相次ぐ「夢の高速鉄道」 拓殖大学名誉教授・藤村幸義 (2/2ページ)

2014.9.3 05:00

 このほか新疆ウイグルからロシア、ポーランドに至るルートとか、同じく新疆ウイグルからイラン、トルコを経てドイツに至るルート、さらには東北地区からベーリング海峡を渡って米国に至るルートなどが検討されているという。

 最大の難関は海底トンネルの建設だろう。「沿海高速鉄道」では、渤海湾を通り抜けていかねばならない。ベーリング海峡もかねてから建設構想はあるが、幅は約85キロと長いし、最深部は40メートルを超えている。

 安全性重視という事故の教訓も忘れてはならない。今年7月に中国が建設を担当したトルコの高速鉄道(アンカラとイスタンブールを結ぶ)が完成したが、開通式で思わぬ故障が発生し運転が一時ストップした。再び大事故を起こせば、夢の実現どころではなくなってしまう。

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