安倍晋三首相は3日、第2次政権発足後初の内閣改造を実施した。閣僚18人のうち初入閣は8人。女性閣僚は5人で、2001年の小泉純一郎政権発足時と並んで過去最多になった。改造内閣は同日夕の皇居での認証式を経て発足した。
経済産業相に小渕優子元少子化担当相、総務相に高市早苗前政調会長、厚生労働相に塩崎恭久元官房長官、行政改革担当相に有村治子参院議員が就任した。有村氏は消費者担当相と、女性の社会進出を推進する女性活躍担当相も兼ねる。
復興相には、最終的に党組織運動本部長だった竹下亘氏が就任。党行政改革推進本部長の望月義夫氏が環境相に決まった。科学技術担当相と沖縄北方担当相は山口俊一元財務副大臣が兼務する。
首相は内閣改造に先立ち同日決定した党役員人事で幹事長に谷垣禎一前法相を起用。政調会長に稲田朋美前行革相、総務会長に二階俊博前衆院予算委員長を充てた。