15年度予算の概算要求、一般会計は過去最大の101兆6806億円

2014.9.4 05:28

 財務省は3日、各省庁が提出した2015年度予算の概算要求総額を発表した。一般会計は過去最大の101兆6806億円となり、初めて100兆円を超えた。国の借金返済に充てる国債費や医療・年金など社会保障関係費が過去最大に膨らみ、成長戦略など重点施策に優先配分する「特別枠」が上限に近い3兆8758億円の要求となった。

 政策経費は、14年度当初予算より約3兆2000億円多い75兆8567億円。国債残高の増加に伴い償還額が増えるため、国債費は2兆5537億円増の25兆8238億円を計上した。高齢化に伴い年金や医療費の支払いが増える「自然増」8300億円を全額認め、厚生労働省からは31兆6688億円の要求があった。

 内閣府の試算によると、財政の健全性を示す基礎的財政収支の赤字幅を15年度に10年度比で半減させる政府目標を達成するには、政策経費を74兆円半ばに抑える必要がある。

 計算上は、要求段階から1兆5000億円程度を絞り込めば達成可能に見えるが、消費税率10%への引き上げを決定した場合には、社会保障関係費などが追加されるため、財務省は「極めて厳しい予算編成になる」としている。

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