--アベノミクスの成否を握るのは何か
「消費と設備投資で自律的な成長(伸び)がみられれば、初めてアベノミクスが再起動した状況になる。基本給はなかなか増えない状況にあり、名目賃金は上がっているものの、それ以上に物価が上昇し、増税も加わった。これをいかにして乗り越えるかがポイントだ」
--安倍晋三首相は消費税率10%への引き上げの是非を12月に判断する
「この状況で再増税は難しい。日本は消費税率が外国に比べて低い上、世界3位の経済大国だ。仮に再増税の時期を半年、1年遅らせたとしても国債が下落するなど国際的な信認が崩れるとは思えない。大半の国民は『もう少し様子を見てほしい』と思っているのではないか」
◇
【プロフィル】本田悦朗
ほんだ・えつろう 東大法卒。1978年大蔵省(現財務省)。大臣官房政策評価審議官などを経て、2012年4月から静岡県立大教授。第2次安倍晋三内閣発足に伴い、同12月から内閣官房参与。和歌山県出身。