日中韓、経済分野での関係修復に期待

2014.9.19 21:25

 日中韓3カ国が2年5カ月ぶりに開いた財務相会合は、経済分野での関係修復に向けたステップと期待される。3カ国は領土問題や歴史認識などをめぐり関係が冷え込んでいたが、最近は国会議員や閣僚レベルでの対話を増やしつつある。 「地域経済および3カ国の経済が持続的な安定と成長を達成するために、3カ国間の経済金融協力が必要であることを再確認した」

 会議で採択された共同声明では、日中韓が経済において不可分な関係であることを強調した内容となった。

 3カ国の関係改善は徐々に進んでいる。8月にミャンマーで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議では、日韓外相会談が約11カ月ぶりに開かれた。その後も岸田文雄外相と王毅外相が意見交換を行っており、今後は首脳同士の会談も視野に入る。

 それだけに、財務相同士の会議は関係改善の新たな一歩となる。日本にとって中国は最大の貿易相手国であり、日本は中国や韓国に対する最大の直接投資国にあたる。中韓両国では足元の景気に陰りがみえつつあるだけに、経済分野では強硬姿勢を軟化せざるを得ないという政治的な思惑も垣間見える。(佐久間修志)

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