山西省太原市でクーラーや扇風機などを売る家電販売店の店員(中国新聞社)【拡大】
中国の家電メーカーが発表した今年上期(1~6月期)の報告書によると、市場の萎縮や利益の低迷に直面しているカラーテレビメーカーとは逆に、白物家電メーカーは比較的高い成長を実現している。
珠海格力電器(グリー)の半期報告書によると、今年上期の営業収益は実績ベースで前年同期比10.17%増の589億3000万元(約1兆466億円)だった。最終利益は42.71%増の57億7300万元、上場企業の株主に帰属する非経常的損益を除いた最終利益は96.14%増の63億8900万元だった。
美的集団(ミディア)の最終利益は149.74%増の66億1000万元で、1株当たりの収益は1.57元だった。
上期の原材料コスト圧力はやや緩和し、銅などの原材料価格は年初に比べ小幅に下落した。その一方で、白物家電大手の製品構造は目に見えて改善され、粗利率の低い製品は淘汰(とうた)され、やや高い利益能力を維持した。
近年、中国市場ではハイエンド白物家電へのニーズが高まっており、外資系ブランド家電が数多く輸入されている。
シャープ中国の担当者は先頃、「当社に対する“テレビメーカー”という消費者のイメージを打ち破り、もう一つの基幹業務である白物家電のイメージを打ち立てたい」と語った。
カラーテレビ生産が主流のメーカー各社も、新規事業に目を向けている。創維集団(スカイワース)の楊東文・最高経営責任者(CEO)は「カラーテレビは30年間で初のマイナス成長に直面した。冷蔵庫や洗濯機、エアコンはまだ需要の急成長を維持できる。農村の多くの世帯がすでにカラーテレビを持っているが、冷蔵庫や洗濯機は持っていない」として、今年は白物家電の販売規模を拡大し、(テレビなどの)黒物と白物を連動させた多様なブランドモデルを模索する方針を示した。(北京晨報=中国新聞社)