同国でカジノ運営の管理などを行うフィリピン・アミューズメント・アンド・ゲーミング公社は、エンターテインメント・シティの集客力が貢献し、同国のカジノ収入は13年の22億ドルから19年には3倍以上となる70億ドルに達すると自信をみせる。
スイス金融大手のクレディ・スイスは、フィリピンのカジノ産業の市場規模が18年までにシンガポールを抜き、東南アジア地域で首位になると予想する。
中国の国外旅行者の増加にともない、東南アジアに限らず日本や韓国なども観光客誘致に有利とされるカジノ付き統合リゾートの建設に積極的な姿勢をみせている。同分野でのフィリピンの動向から目が離せない状況が今後も続きそうだ。(シンガポール支局)