小渕優子経済産業相(衆院群馬5区)は16日午前の参院経産委員会で、親族経営のブティックへの不透明な政治資金支出などについて「私事で大変お騒がせし、心からおわび申し上げる」と陳謝した。
小渕氏の政治資金管理団体は、デザイナーの実姉夫妻が経営する店に対し平成22~24年にハンカチなどの品代として約330万円支出した。小渕氏は参院経産委で大筋認めた上で「姉がデザインした外では求められない贈答用のものだ。私の政治活動に必要なもので、政治活動内の支出と考える」と説明した。民主党の安井美沙子氏の質問に答えた。
安井氏が「政治活動としては不適切だ」として管理責任を追及すると、小渕氏は「私の確認が十分できていなかった」と述べた。
また、小渕氏関連の政治団体が選挙区の後援会員のために東京の「明治座」で観劇会を開催した際、劇場側への支払い費用が集めた会費を約1300万円上回っていたことについては「一人一人から実費をもらったと承知している。収入と支出の乖離(かいり)については、今回の報道で初めて分かった」と述べた。
その上で「実費をきちんといただいたかどうか団体側に確認したい」とも語った。有権者に安価で観劇を提供した場合、公職選挙法に抵触する可能性がある。
これに関連し、菅義偉官房長官は16日午前の記者会見で「関係する政治団体に対して確認をしていると聞いている。小渕氏から説明があると思う」と述べた。小渕氏から電話があり、報告があったという。