9月景気指数、2カ月ぶり改善 自動車・テレビなど出荷伸びる

2014.11.7 05:50

 内閣府が6日発表した9月の景気動向指数(速報値、2010年=100)は、景気の現状を示す一致指数が前月比1.4ポイント上昇の109.7と2カ月ぶりに改善した。消費税増税の影響が長引いて個人消費の回復は遅れているが、在庫調整が進んだことで自動車やテレビなど耐久消費財の出荷が伸びた。

 景気の基調判断は「下方への局面変化を示している」と前月の表現を据え置いた。直近3カ月の平均などを用いて機械的に判断するため、マイナスだった前月の指数などが反映された。

 一致指数を構成する9の指標のうち6つが前月よりも上昇した。自動車やテレビ、携帯電話といった耐久財の出荷は8カ月ぶりにプラスに転じ、秋物の衣料の販売、電子部品や鉄鋼などの出荷も増えた。

 数カ月先の景気動向を示す先行指数も1.2ポイント上昇の105.6で2カ月ぶりに改善した。

 日銀が10月31日に打ち出した追加金融緩和を受けて円安が急速に進み、輸入品の値上がりによる中小企業や家計の負担増が懸念されるものの「企業の生産に持ち直しの傾向が出ており、景気動向指数は8月をボトムに回復に向かう可能性がある」(第一生命経済研究所の新家義貴主席エコノミスト)という。

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