今年2番目の下げ幅となった日経平均株価を示すボード=17日午後、東京・八重洲【拡大】
17日午後の東京株式市場は、日経平均株価の前週末比下げ幅が500円を超えた。国内総生産(GDP)速報値の2期連続マイナス発表を受けた市場のショックは収まらず、ほぼ全面安が続いて急落している。終値は、前週末比517円03銭安の1万6973円80銭。
取引開始前に内閣府が発表した7-9月期GDP速報値が2期連続のマイナスになったが、事前のエコノミストによるプラス予想が大きく外れたことや、4月以降の経済停滞が改めて確認されたことで、売りが相次いだ。
前週末まで4日続けて7年ぶり高値水準での年初来高値が続いたことで、警戒感が強まっており、一気に利益確定売りも広がった。
午後寄りから1時間ほどは400円安のあたりで一服していたが、その後、また大きく値下がりした。
東証株価指数(TOPIX)の終値は、前週末比34.28ポイント安の1366.13。東証1部銘柄は92%にあたる1682が値下がり。
対ドルの円相場は朝方は116円台後半をつけていたが、GDP発表直後に117円台まで下落。そのあと上昇に転じ、115円台まで上げた。午後2時半ごろには一時1ドル=115円台前半まで上げた。