タイのワチラロンコン皇太子(右)とシーラット皇太子妃(左)(AP)【拡大】
また皇太子は、国民の人気を得るためにタクシンと同盟を結んでタクシン派の支援に頼ったという噂も打ち消そうとしている。皇太子とタクシンとの関係は国王側近にとって周知の事実だ。側近らは、タクシンが皇太子を思いのままに操るのではないかと心配してきた。
一連の動きは結局、軍が、民主主義への移行過程にあるタイ政治の中心に君主制を置いていることを意味する。ワチラロンコン皇太子も政治を操ることに熱心なようだ。英国のように王室が政治に関わらないようにしない限り、宮殿内部の権力闘争がタイの未来に悪影響を及ぼす原因の一つとなるだろう。