秋口からの原油価格の急落を受け、ガソリン価格の下落が続いている。経済産業省資源エネルギー庁が25日発表した22日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は昨年1月以来、約2年ぶりに150円を下回った。しかし全国の電力10社と大手都市ガス4社が発表した原燃料費調整制度に基づく来年2月分の電気・ガス料金は、原油安よりも液化天然ガス(LNG)や石炭の価格上昇、円安の影響が強く、電力6社と都市ガス4社が値上がりとなる。
22日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(15日)と比べ3円30銭安い149円10銭だった。23週連続の値下がり。また3週連続で全47都道府県で値下がりした。都道府県別の値下がり幅は鳥取の4円80銭が最大、静岡の4円50銭が続いた。調査を行う石油情報センターは「来週以降も値下がりが続く」とみる。