アベノミクス「刺激からケアへの転換」 第2章は目配り戦略 (1/3ページ)

2014.12.27 06:58

 政府の経済対策最終案が26日、与党に提示され、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の“第2章”がいよいよ始動する。対策から浮かび上がるキーワードは「刺激からケアへの転換」。足腰の弱い地方や中小企業向け対策を重視。金融政策によるカンフル効果が前面に出た“第1章”とは一線を画す目配り戦略で、デフレ脱却への道筋を照らす。

 「地方や消費というキーワードにピンポイントで対策がなされ、かなりいい点数がとれると思う」。甘利明経済再生担当相は26日の会見で、経済対策の出来栄えに胸を張った。

 だが、強気の言葉とは裏腹に、経済対策の最終案からは、政府の深刻な景気認識が見て取れる。「物価の上昇に家計の所得の増加が追い付いていない」「地方においては『三本の矢』による経済効果がなかなか行き渡らず…」。アベノミクスの自己否定とも取られかねない表現が並ぶ。

デフレ経済が、どれほど経済の担い手である企業や家計をむしばんでいたか

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