原油価格の急落により株価に影響を受けた米ニューヨーク証券取引所(AP)【拡大】
【ワシントン=小雲規生】半年間で約半値となった急速な原油安が米国の石油産業に影響を及ぼし始めている。シェールオイルブームに沸いたテキサス州では新規開発が激減し、開発企業の雇用削減も表面化した。アラスカ州やノースダコタ州では州政府予算への悪影響も懸念されており、米国経済全体への影響も出てきそうだ。
テキサス州で石油・ガス産業を監督するテキサス鉄道委員会によると、11月の石油・ガスの掘削許可件数は全体で1508件となり、10月の3046件から半減した。原油安の結果、開発コストを回収できなくなるリスクが高まっていることが影響した。
また、米メディアによると、テキサス州の石油開発会社「ヘラクレス・オフショア」はメキシコ湾での油田開発計画の停滞を受け、324人の従業員を一時解雇するという。ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は26日、一時解雇について「石油産業全体で起こることの前兆である可能性がある」と報じた。