【ワシントン=小雲規生】国際通貨基金(IMF)は14日、篠原尚之副専務理事が2月末で5年の任期を満了して退任すると発表した。後任には全財務官の古沢満宏内閣官房参与の名前が挙がっている。IMFは米国に次ぐ規模の拠出金を提供している日本から副専務理事を選ぶことを容認しているもようで、4代連続で日本がポストを確保する可能性が高い。
篠原氏は財務省で財務官などを歴任した後、2010年3月にIMF副専務理事に就任し、資金基盤強化や機構改革に携わった。ラガルド専務理事は声明で、「篠原氏はトレードーマークともいえる効率の良さと鋭い洞察力で、IMFの金融危機への対応を支えてくれた」と謝意を示した。
また、IMFは昨年3月に退任したシャフィク副専務理事の後任として、ブラジルの大学教授だったカルラ・グラッソ氏が2月2日付で就任すると発表した。新設する首席管理官も兼任し、IMFの業務管理部門を統括する。