中国初の「機械安全標準化産学官連携モデル基地」が先月中旬、江蘇省の南京理工大学内に開設された。全国機械安全標準化技術委員会の李勤主任によると、機械の安全標準の制定・修正過程における関連研究と実験が同モデル区で実施される。
李主任は「機械製品の設計開発段階では厳格な標準に基づいて安全な設計を行い、製品の本質的な安全水準を高めねばならない。これは使用者の安全を守る有効手段だ」と指摘し、「高度な人材を育成する高等教育機関の卒業生は企業の研究開発や製品設計の主力になる。このために高等教育課程の中に安全標準の教育と安全設計の考え方を引き入れた」と説明した。
南京理工大学の王暁鋒副校長は「モデル基地は機械安全技術実験室を備えている。今後、わが校はモデル基地を通じて実践に重きを置く機械安全教育を実施していく」と語った。
中国では科学技術の進歩に従って工業分野で機械化や自動化などが進んでいるが、機械の使用が大幅に増えたことで、使用者の不注意や危険な状態となった機械を原因とする深刻な安全上の問題が増えている。ここ数年は工場内でロボットが原因で偶然けがをするといった事故がよく起こっている。同モデル基地では工場内の各種機械の安全操作装置などについて重点的に研究していくという。(中国新聞社)