支持者と握手する急進左派連合のチプラス党首25日(AP)【拡大】
国民の「痛み」を伴う緊縮策に対しては、EUに「強要された」と受けとめるギリシャ国民が少なくない。男性は「新政権にはEUのことでなく、国民のことを考えてくれるだろう」と期待を語った。
だが、厳しい財政再建により、ようやく経済回復の兆しをみせるギリシャが再び危機に陥るような事態は欧州全体にとり懸案だ。敗れた新民主主義党(ND)のサマラス首相は25日、「国民の決断は尊重する」と述べる一方、「親欧州の進路を守る保証人として役割を果たす」と述べ、新政権の取り組みを監視していく考えを示した。
財政規律を重視するドイツでは独連銀のワイトマン総裁が「構造的な問題の対処に必要なことを進めるのがギリシャの利益だ」と牽制。英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は選挙結果を「欧州への挑戦」と報じた。