中国チベット自治区ラサ市のジョカン寺(大昭寺)では、チベット暦12月22日に当たる今月11日、新年に備えて、タルチョ(チベット仏教の経文や図画などが描かれた祈祷(きとう)旗)の交換が行われた。香がたかれたジョカン寺の広場には、新たに取り付けるタルチョなどを手にした大勢の信者が各地から集まり、タルチョを結び付ける柱「タルシン」の周りで祈りをささげた。
ジョカン寺の周囲には5本のタルシンが立ち、寺の僧侶によると、どのタルシンにも数百年の歴史と逸話がある。そのうち、寺の左前に立つタルシンは1643年に建てられたという。
僧侶によるとタルチョの交換は、チベット暦で新年を迎えるに当たっての宗教儀礼で日にちの選定にも決まりがあり、チベットの暦算法を用いて出した吉日に、時計周りで5本のタルシンのタルチョが替えられる。
取り外された古いタルチョを記念に持ち帰る信者も多く、状態の良いものをいくつか選び丁寧に畳んでいた老齢のある信者は「よそで買うよりもこのタルチョの方が意味がある。もし機会があれば山(にある柱)へ結びに行く。無限の功徳になるはずだ」と語った。(中国新聞社)