自民党憲法改正推進本部などの合同会議であいさつする船田元・本部長(左から2人目)=2月26日午前、東京・永田町の党本部【拡大】
--幸福実現党は新たな談話についてはどのように考えていますか
先の大戦への贖罪(しょくざい)意識に基づく「河野談話」「村山談話」の撤回なくして、日本の名誉回復はできないと考えています。歴史認識の見直しについては、同盟国である米国からも、「歴史修正主義」との批判がみられますが、これは事実を改竄(かいざん)しようとの試みではありません。安倍首相には、新談話を通じて正しい歴史観に基づく日本の姿勢を堂々と内外に示していただくよう強く願います。
また、私たち幸福実現党としては、昨年来、「日本の誇りを取り戻す」キャンペーンを実施し、河野談話の白紙撤回などを政府に求めてきました。現在は、昨年3月に中国政府が南京事件と慰安婦問題に関する資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産に登録申請したことを受け、これを断固として阻止すべく署名活動を展開しています(http://hr-party.jp/)。読者の皆様のご協力を心からお願いするものです。
--歴史認識の見直しは避けられないとの考えですね
河野・村山両談話は、「謝罪する以上、日本は残虐なことをしたに違いない」との誤った印象を国際社会に植え付けました。そのため、中国の軍事的膨張を受け、国防強化が急務であるにもかかわらず、こと防衛問題となると、国の内外から「軍国主義化」との批判がやむことはありません。