成田国際空港(NAA)が15日発表した2015年3月期連結決算は、売上高に当たる営業収益が前期比1.8%増の2031億円、最終利益は1.4%減の196億円で、増収減益となった。
NAAによると、訪日外国人客の増加により、空港内の物販や飲食収入が伸び増収となったが、航空機の小型化が進んで空港使用料などが減り、減益となった。営業利益は2.8%減の387億円だった。
16年3月期連結決算は、訪日外国人客が引き続き増えるとみられ、営業収益が3.7%増の2106億円、最終利益は2.7%増の202億円と見込む。
一方、同日発表した14年度の航空取扱量は新規就航や増便が寄与し堅調に推移した。航空機発着回数は前年度比0.9%増の22.8万回、国際線外国人旅客数が15.1%増の1064万人でそれぞれ過去最高となった。