河北医科大学第四医院で行われた「音楽療法」の専門家と患者らによる音楽会の様子。音楽で心理状態を安定させ、生活の質(QOL)を向上させている=河北省石家荘市(中国新聞社)【拡大】
「京医通カード」による支払いでは、(同カードの主な適用対象である)同市の医療保険未加入者と他省の患者はもちろん、同市医療保険の加入者に関しても事前に専用窓口で手続きを行い、「京医通カード」の専用口座を開設、これに医療保障カードを紐付けることで、医療保障カードでの支払いが可能になった。これによって、検査や薬の受け取りごとに列を作る必要がなくなり、時間の大幅な短縮を実現している。
同市医院(病院)管理局財務管理処の申軼処長によれば「『微信』と『京医通カード』の紐付けが実現したことで、患者は家にいながら予約や支払いを行うことができるようになり来院後、すぐに診察してもらうことが可能となった」という。
◆提携企業拡大へ
さらに6月からは「微信支付」での支払いが各病院で開始されるほか、「京医通カード」にはこれまでの病歴などを記録し、市内の病院間でネットワーク連動させることなども検討されているという。
同局の劉建民副局長は新たに導入されたオンライン決済システムについて、「北京市に住む全患者の医療費支払いの利便性を大幅に向上できる」と評価。同局は現在、阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディング)傘下の「支付宝(アリペイ)」を含む、その他のオンライン決済サービス企業とも接触しているといい、今後のサービス拡大の可能性を示唆している。
同時に、人事社会保障部門ともコンタクトを取っているといい、世紀壇医院で試行されているような「京医通カード」のワンランク上の利用システムのほか、同市医療保険加入者による「医療保障カード」での直接支払いについても、他病院での導入を早急に実現したいという。