財政審は、財政健全化計画に関する報告書を麻生太郎財務相(右)に提出した=1日、財務省【拡大】
財政制度等審議会(財務相の諮問機関、会長・吉川洋東大大学院教授)は1日、政府が6月末に策定する財政健全化計画に向けた建議(意見書)を麻生太郎財務相に提出した。2020年度に国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を黒字化する政府目標の達成には、具体性と実効性を備えた計画が不可欠と指摘。経済成長に伴う税収増だけに期待せず、歳出改革を柱とした着実な収支改善を求めた。
財政審は、税収で政策経費をどれだけ賄えているのかを示すPBの黒字化は「現在の意思決定に参加することのできない将来世代に対して新たには負担を先送りしないという現世代の決意表明」とし、歳出増を過去3年間と同じ年間5000億円に抑制するなど毎年度の予算編成で歳出規律を設けるよう要請した。