韓国MERS感染でソウル市の“緊急会見”を政府当局が批判 「国民に不要な誤解招いた」 (1/2ページ)

2015.6.5 19:08

MERSコロナウイルスに感染した医師が大人数と接触した恐れがあると発表するソウル市の朴元淳市長=4日、ソウル市庁(聯合=共同)

MERSコロナウイルスに感染した医師が大人数と接触した恐れがあると発表するソウル市の朴元淳市長=4日、ソウル市庁(聯合=共同)【拡大】

 【ソウル=名村隆寛】韓国保健福祉省は5日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスに感染していた70代の男性の死亡を発表した。感染による死者は4人となった。新たな感染者も6人確認され、感染者は死亡者を含め計42人。このうち三次感染者は11人に増えた。

 医療施設や自宅での隔離対象者も前日から150人余り増え、1820人になった。感染確認された6人のうち1人は空軍の軍人で、軍関係者では初めて。

 文亨杓(ムン・ヒョンピョ)保健福祉相は5日、最初の患者が入院し多数の感染者が発生した病院を、ソウル南方の「平沢(ピョンテク)聖母病院」(京畿道平沢市)だと名前を初めて公表。5月後半にこの病院を訪れた人に保健当局へ連絡するよう呼びかけた。

 一方、感染について、ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長が4日深夜の緊急会見で発表した内容が波紋を広げている。朴市長は、ソウル市内の病院に勤務しウイルスに感染した医師(38)が5月下旬、同市内で1500人以上が参加した集会や、病院でのシンポジウムに参加していたと明らかにした。

 この医師は直前に二次感染者を診察。朴市長は「接触の可能性が高い人全員を対象に、自宅隔離措置も検討している」とも話した。

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