日経平均株価の2万円割れを示すボード=18日午後、東京・八重洲【拡大】
18日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日連続で下落し、終値は前日比228円45銭安の1万9990円82銭だった。終値で2万円の大台を割り込んだのは、5月18日以来1カ月ぶり。
ギリシャの債務問題の先行き不透明感に加え、外国為替市場の円相場が1ドル=122円台まで円高ドル安に振れたことを受け、売り注文が優勢となった。また同日の上海株式市場は大幅反落し、上海総合指数は5月29日以来、約3週間ぶりの安値となった。
18日の東京市場では、ギリシャが債務不履行(デフォルト)に陥ることへの警戒感から、売り注文が先行。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、米国の利上げペースが緩やかになるとの見方が広がり、円高ドル安が進んだことも嫌気された。
日経平均株価は、今月1日まで約27年4カ月ぶりに12営業日連続で上昇した後は、利益確定売りなどに押されて足踏み感が出ている。