約18年半ぶりの高値となった日経平均株価を示すボード=24日午前、東京・日本橋兜町【拡大】
24日の東京株式市場で、日経平均株価は4営業日連続で上昇した。終値は前日終値比58円61銭高の2万868円03銭と、2000年4月12日につけたITバブル期の高値(2万833円21銭)を上回り、政府の経済対策や円高是正で株高となった1996年12月以来約18年半ぶりの高値水準となった。
ギリシャ債務問題への警戒感が和らぐなどして前日の欧米市場で株価が上昇した流れを受け、買い注文が優勢の展開となった。
平均株価は、山一証券など大手金融機関が相次ぎ経営破綻した97年の金融危機以前の水準に戻った形だ。
前日の欧米市場はギリシャ問題の進展期待などを背景に続伸。
東京市場もこうした流れを引き継いで朝方から主力株を中心に幅広い銘柄が買われ、一時は143円高の2万952円まで上昇する場面もあった。