BRICS銀が上海で開業式典 AIIBとも協調 ギリシャが加盟検討の情報も

2015.7.21 19:30

21日、中国・上海で開かれた「新開発銀行」の開業式典に出席した(左から)クンダプル・カマス総裁、中国の楼継偉財政相、楊雄上海市長(ロイター)

21日、中国・上海で開かれた「新開発銀行」の開業式典に出席した(左から)クンダプル・カマス総裁、中国の楼継偉財政相、楊雄上海市長(ロイター)【拡大】

 【上海=河崎真澄】中国国営新華社通信は21日、ブラジル、ロシア、インドと中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)による新たな国際金融機関「新開発銀行」が21日、上海市内で開業式典を行ったと伝えた。BRICS銀行とも呼ばれる。実際の業務開始は年末か来年初めになる。

 中国主導で年内に設立されるアジアインフラ投資銀行(AIIB、本部・北京)とも協調し、新興国への経済支援を行う。

 新開発銀行はまず資本金500億ドル(約6兆2千億円)でスタートする。中国が最大の出資国として主導権を握るAIIBと違い、BRICS5カ国が均等出資するのが特徴だ。

 初代総裁にはインド大手銀行の会長を務めたクンダプル・カマス氏が就任。21日の式典でカマス氏は「人民元建て債券市場の成長性は高く、積極的に関与していく」と述べた。新開発銀行を、中国経済の存在感に依拠して展開する意向だ。

 中国側は国連加盟国であれば新開発銀行に加わる資格があると説明。債務危機に陥ったギリシャが加盟を検討中との情報もある。

 中国など新興国には、戦後の国際金融秩序を形作った世界銀行やアジア開発銀行(ADB)、国際通貨基金(IMF)などの国際機関で、日米欧の発言権が強すぎるとの不満がある。

 来年は20カ国・地域(G20)首脳会議が初めて中国で開かれる。新開発銀行とAIIBが途上国を引きつけ、世銀やADBを牽制(けんせい)する動きが強まりそうだ。

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