19日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落し、終値は前日比331円84銭安の2万0222円63銭と、7月13日以来約1カ月ぶりの安値水準となった。中国・上海株が一時大きく下落したことで中国景気の減速懸念が拡大、投資家の不安心理が一段と増した。
東京市場は、前日の欧米市場が下落した流れを引き継ぎ、輸出関連株を中心に売り注文が先行して始まった。前日に6%超下落した上海市場の総合指数が、この日も一時5%超安となると、中国景気の先行きへの警戒感が強まり、売り注文の勢いが加速。他のアジア市場が総じて軟調だったことも相場の重しとなった。市場関係者からは「再び中国発の世界株安の様相が出てきている」(大手証券)との声も聞かれた。
国内では大手企業の2015年4~6月期決算の発表が一巡し、積極的な買い材料に乏しい。平均株価は当面、不安定な動きを続けている上海株の動きに左右される局面が続きそうだ。
一方、15年3月期連結決算の最終損益が赤字に転落すると発表した東芝の株価は19日、大幅高となった。悪材料が出尽くしたとの見方から、終値は28円20銭高の393円90銭だった。