基準地価が10年連続で最高となった「明治屋銀座ビル」=東京都中央区銀座2丁目【拡大】
一方、三大都市圏のうち住宅地は2年連続の上昇となったものの、上げ幅は0.4%のプラスと前年より縮小。上昇の勢いが鈍化した。国交省は「消費増税前の駆け込み需要の反動減ではないか」とみているが、地域によっては調整局面に入った可能性も指摘されている。
全国平均では、住宅地(マイナス1.0%)が24年連続、商業地(同0.5%)は8年連続の下落となったが、ともに下げ幅は縮小した。調査地点のうち住宅地は20.6%、商業地は29.4%の地点が上昇。この割合はいずれも前年より増えた。