新日銀ネット、稼働時間さらなる延長検討　「欧米並みシステム視野」 (2/2ページ)

　ただ、多くの日系企業が進出する米国の取引時間まではカバーできない。稼働時間も米国の２１時間半、欧州の２２時間半に対し、新日銀ネットは稼働延長後も１２時間半にとどまる。

　山岡氏は「これで終わりにするつもりはなく、邦銀と対話を重ねる」と説明した。

　日銀ネットは銀行や証券会社など約５００社が利用しており、昨年は当座預金で１日平均１２５兆円、国債で１０１兆円が決済されている。