安倍晋三首相は19日、来月1日にソウルで開催される予定の日中韓首脳会談に合わせた日韓首脳会談について「日韓の間には隣国であるがゆえに難しい問題も存在するが、そうした課題、問題があるからこそ、首脳同士が胸襟を開いて会談をしていくことが必要だ」と述べ、朴槿恵大統領との会談に意欲を示した。視察先の福島県楢葉町で記者団の質問に答えた。
首相は「政治、外交だけではなく、経済や人的交流、文化といった幅広い分野について話し合っていきたい」と期待を表明。韓国が、日本側に「前進」を求める慰安婦問題を会談で協議するかについては、言及しなかった。
日韓首脳会談が実現すれば、正式な会談としては平成24年5月以来、約3年半ぶりとなる。