【ワシントン=小雲規生】中国主導で設立準備が進むアジアインフラ投資銀行(AIIB)初代総裁に内定している金立群氏は21日、ワシントン市内のイベントで講演し、「AIIBは(世界銀行など)既存の国際金融機関のライバルではない」と述べた。また米国が中国を牽制する狙いで環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を推進しつつ、AIIBへの参加を見送ったことについては「われわれは寛大で包括的だ」と述べ、米国にもAIIB加入の門戸が開かれていることを強調した。
また金氏はAIIBは「クリーンかつグリーン」な運営を目指すとし、職員による汚職防止や、インフラ関連の投融資に際しては環境への影響も最大限配慮する立場を強調。「AIIBは中国の銀行ではない」とも述べ、世銀やアジア開発銀行(ADB)などとも協調した透明性の高い組織統治を行うとした。