10月21日、ロンドンで共同記者会見を行う中国の習近平国家主席(左)とキャメロン英首相(ロイター=共同)【拡大】
さて、わが日本国はどうか。尖閣諸島周辺では中国公船の日常的な領海侵犯を許し、歴史認識では韓国・中国の連合軍に揺さぶられ続けている。
日中間に緊張が高まる度、友好第一を叫んで中国にすり寄るのは、決まって日本の経済界だ。政治も、その判断に盲従してきた観がある。
13億人の巨大市場というニンジンをぶら下げれば、いくらでも日本は食いついてくる。中国は、日本という「戦略なき経済大国」の足元をしっかりと見ている。