予算の大枠などを定めた法案にサインするオバマ米大統領=2日、米ホワイトハウス(UPI=共同)【拡大】
【ワシントン=小雲規生】オバマ米大統領は2日、2017年3月までの連邦債務の上限引き上げと2年間の予算の大枠について定める法案に署名した。法律が成立したことで、米国が新たな借り入れができずに債務不履行(デフォルト)に陥ったり、予算切れで政府機関閉鎖となったりする事態は回避された。オバマ氏は署名式で「ワシントンの政治がどのように機能すべきかを示す法律だ」として、法案をまとめた与野党幹部の努力を高く評価した。
債務上限引き上げや予算の大枠をめぐっては、歳出の野放図な拡大を懸念する共和党の強硬派と、早期に法律を成立させてデフォルトや予算切れを回避したい共和党指導部や民主党の間で対立が続いてきた。
しかし11月3日にもデフォルトが起きる恐れがあったことから、両党は10月27日、債務上限の引き上げで合意。16~17会計年度(15年10月~17年9月)の歳出を800億ドル(約9兆6千億円)増やすことでも一致していた。