中国の送配電最大手、国家電網の全額出資子会社である青海省電力によると、チベット自治区で余剰となった電力を他地域に送る事業で、青海省が受け入れたチベットの電力は10月23日時点で3億1900万キロワット時となった。これは9万7700トンの二酸化炭素(CO2)の排出を削減したことに相当するという。
チベット自治区は水力エネルギー資源の理論上の埋蔵量が2億1000万キロワットに達し、中国政府の「西電東送」(西部の電力を東部に送る)プロジェクトにおける重要なエネルギー連結基地となっている。ヤルツァンポ川本流の巨大な水資源は今後の域外への電力供給を下支えするものとみられている。ただし夏季の豊水期には電力が供給過剰になる状況が長く続いていた。
青海省電力の調整センター、張洪平主任によると、今年6月1日にチベットから他省への送電が始まって以降、国家電網西北支部の優先消費方式に従い、送られた3億1900万キロワット時の電力は全て青海省内で消費されている。これは標準石炭を3万9200トン送ることに相当するという。
張主任は「チベットからの送電はチベットの水力発電というクリーンエネルギーの発展におけるボトルネックを解消し、エネルギーの利用効率を高め、エネルギー配置方式を地元消費型から大規模最適化配置へと転換させた」とアピールしている。(中国新聞社)