ベトナム、物流サービス業8年で20倍 電子商取引の急成長が後押し

2015.12.18 05:00

携帯端末を操作する男性ら。ベトナムは電子商取引が拡大中だ=ハノイ(AP)

携帯端末を操作する男性ら。ベトナムは電子商取引が拡大中だ=ハノイ(AP)【拡大】

 ベトナムで物流サービス企業が急増している。同国情報通信省によると、同国の物流サービス業の企業数は過去8年で20倍に拡大した。インターネット通販など電子商取引の急成長に伴い、貨物量が増加していることが背景にある。現地紙サイゴン・タイムズなどが報じた。

 同国の物流サービス企業は、2007年にわずか8社だったのが今年10月末時点で167社に増加した。これに伴い、各社の合計売上高も急伸、10年の2億1200万ドル(約259億8500万円)から13年には3億1600万ドルに拡大した。

 商工省情報技術電子商取引局によると、同国では人口の4割がインターネットを利用するなどネットの普及拡大などにより電子商取引市場は拡大を続け、市場規模は13年の22億ドルから今年は40億ドルに達すると予測される。

 一方で、同国電子商取引協会の幹部は、電子商取引市場の成長に物流サービスの整備拡充が追い付いていないと指摘する。同幹部は、電子商取引業者と物流企業との連携強化の必要性を強調した。

 同国政府が策定作業を進めている16~20年にかけての電子商取引発展計画では、全国を網羅する物流網の整備が掲げられ、迅速で安全な物流サービスに向け、配達状況の管理体制の構築なども盛り込まれる見通しだ。

 同国の物流サービス市場における企業別シェアをみると、首位はシェア36%のベトナム郵政総公社、次いでDHLベトナム(シェア15%)、ベトナム軍隊通信グループ傘下のベトテルポスト(同11%)などとなっている。(シンガポール支局)

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