21日の東京株式市場は、原油安や中国経済の減速に対する警戒感が依然根強いことから、日経平均株価が大幅続落した。終値は前日比398円93銭安の1万6017円26銭とこの日の安値で取引を終え、節目の1万6千円を割り込む目前まで落ち込んだ。日銀による追加金融緩和の決定の前日にあたる平成26年10月30日(終値は1万5658円20銭)以来、約1年3カ月ぶりの安値水準となった。
一方、21日の中国・上海株式市場は続落し、市場全体の値動きを示す上海総合指数は前日比3・23%安の2880・48で取引を終え、4営業日ぶりに昨年来安値を更新した。他のアジアの株式市場も軒並み下落して終えており、世界同時株安の流れに歯止めがかかっていない。
東京市場では朝方、円相場が一時1ドル=117円台前半まで下落して円高進行が一服したことや、前日の急落で割安感が出た銘柄への買い戻しなどで、平均株価は一時、前日比で318円高となった。だが、買い戻し一巡後は利益確定売りに加え、円相場が再び円高方向に傾いたことや、「オイルマネーとみられる売りが引き続き出た」(大手証券)ことで下落に転じ、取引終了にかけて急激に売りが加速した。この日の高値と安値の差は717円と荒っぽい値動きとなった。
平均株価は今年に入ってからの13営業日のうち、11営業日で終値が前日比で下落。21日終値を昨年末終値と比べると3016円(15・8%)下げた形だ。