北海道根室市へのふるさと納税で、返礼品として贈られるカニ【拡大】
ふるさと納税制度で北海道根室市への寄付が急増している。2015年度は12月10日時点で約2万3000件、約4億5000万円の申し込みがあった。制度が始まった08年度から14年度の年度平均の約57件、約1342万円を大きく上回った。カニなど地元海産物を新たな返礼品にしたのが要因とみられる。
昨年暮れに申し込みが殺到し、15年度末にはこれまでの平均の約75倍となる10億円を超す可能性があるという。寄付が10億円に達すれば、市税収入約28億円の3割以上に相当する。
ふるさと納税は、任意の自治体に寄付すると、2000円の自己負担を除いた金額が所得税や居住地の住民税から軽減される制度。多くの自治体は寄付した人に特産品などのお礼の品を贈っている。
根室市は近年の寄付減少を受け、15年6月からこれまで贈っていたしおりに加え、地元企業25社の約90品から寄付金額に応じて返礼品を選べるようにした。返礼品の7割を占める特産のカニやサンマ、生ウニなど海産物が人気という。同時に、ふるさと納税のサイト「ふるさとチョイス」と連携して電子決済ができるようになり、利便性が向上したのも奏功した。