政府は3日、大型クルーズ船の寄港の増加が見込まれる港で、2016年度に係留設備の整備を重点的に進める方針を固めた。3月末までに約30港を選定する。近年の受け入れ実績や船会社の要望などから、現時点では横浜、博多(福岡県)、八代(熊本県)、石垣(沖縄県)の各港が候補に浮上している。10万トン級の大型クルーズ船には、1隻に2000人程度の旅客が乗船できる。寄港時の観光などによる地域経済への波及効果が大きいことから、全国的な誘致をてこ入れする。重点整備するのは、船を固定するロープを結ぶ柱や、接岸時の衝撃を和らげるクッション材など。現在は1万5000トン級の船に合わせた設備が多いため、強度を高め、大型船に対応できるようにする。