経済産業省資源エネルギー庁が17日発表した15日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、8日の前回調査より30銭高い113円50銭となった。原油の国際市場価格が一時上がったためで、前週と同水準だった週を含め21週ぶりに値上がりした。軽油も32週ぶりに価格が上昇した。
ただ、産油国による協調減産に向けた動きは出ているが、実効性のある減産につながる可能性は低く、原油価格は下落基調から脱出できていないのが現状だ。調査した石油情報センターは「来週は石油元売りからの卸価格が再び下落するだろう」と予測している。
地域別では25都道府県が上昇した一方、18県で下落。4県が横ばいだった。上げ幅は宮城の4円10銭が最大で、秋田と沖縄がそれぞれ1円60銭で続いた。下げ幅は徳島の1円30銭が最大で、次いで岩手と宮崎がそれぞれ80銭の値下がりだった。