中国の原子力発電大手、中国広核集団(中広核)傘下の福建寧徳核電はこのほど開いた2015年度建設・稼働状況記者会見で、13年4月、14年5月、15年6月にそれぞれ運転を開始した寧徳原発1~3号機が、15年末までに累計373億キロワット時の電力を送電網に供給したことを明らかにした。
福建省内にはこのほか、14年末と15年末に稼働した福清原発2基があり、省内で計5基が稼働中ということになる。
寧徳核電によると、3基の累計電力供給量は同一規模の石炭火力発電所と比較すると、標準炭約1212万トン分の削減に相当。二酸化炭素(CO2)の排出量を約2975万トン、二酸化硫黄(SO2)を約29万トン、窒素化合物(NOx)を約19万トン削減したことになり、7.8万ヘクタール分の造林に匹敵するという。
寧徳原発では1期工事で、第2世代改良型の加圧水型原子炉である「CPR1000」技術を採用し、発電容量108万9000キロワットの原子炉4基、総発電容量で435万6000キロワット分を建設する計画を立て、そのうち3基が稼働。4基全てが稼働すれば年間発電量は約300億キロワット時に上る。
残る4号機については、昨年12月31日に核燃料の原子炉への装荷を開始、16年上期のうちに発電を開始することを明らかにした。
寧徳核電はまた、中国独自開発の第3世代原子炉「華竜1号」の技術を採用した5、6号機の建設も計画、既に国家エネルギー局の認可を受けて建設準備を進めているという。(中国新聞社)