桃浦かき生産者合同会社を訪れ、工場を視察する安倍晋三首相=21日午後、宮城県石巻市(代表撮影)【拡大】
安倍晋三首相は21日、東日本大震災からの復興状況を確認するため宮城県を訪れ、塩釜市にある水産物の仲卸市場などを視察した。この後、3月11日で震災から5年を迎えることに関し「これからもできる限り被災地を訪問しながら、地域のニーズに合った対応、復興をしっかりと進めていきたい」と決意を示した。同県女川町で記者団の質問に答えた。
また首相は、中国・上海で26、27日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に関し、中国経済の減速や原油安などに伴う世界経済の変調を踏まえ「幅広い、率直な議論をしてもらいたい」と述べた。5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で日本が議長国を務めることにも触れ、「世界経済の成長、安定のために議論をリードしたい」と意欲を強調した。
首相は、多くの人でにぎわう塩釜市の市場の朝市で、マグロやウニなどを盛り付けた海鮮丼を試食。同行した村井嘉浩宮城県知事らに「観光客が順調に増えているようだ。外国人観光客もたくさん来るだろう」と観光振興に期待を示した。続いて石巻市を訪問し、災害公営住宅で住民との交流行事に参加。「水産業復興特区」認定地域で企業と漁業者が共同でカキ養殖や加工、販売を行う会社も訪問した。