バンコクの高級スーパーに並んだ日本酒や焼酎=2月15日(共同)【拡大】
白鶴酒造の担当者は「しっかりした販売網を現地に築けるかどうかが(ビジネス成功の)鍵を握る」と分析する。
「小さな蔵元の長所である機動力を生かし、自分で足を運び販売先を開拓していく」。赤名酒造(島根県飯南町)の三島崇暁社長が1月、バンコクで現地販売を始めたばかりの自社の純米酒をPRした。
赤名酒造は1929年創業。日本人の日本酒離れなどで何度か廃業の危機に陥り、2004年から飯南町の管理下で生産を続けている。東京で商社マンだった三島さんは、故郷の町にUターンして14年10月に社長に就任。「日本にいるだけでは駄目だ」と親日国タイへの進出を決意し、自らバンコクでホテルや料亭に飛び込み営業を行うなどして、昨年12月、和食店5店に納入を始めた。
今後、タイの日本酒市場は拡大するのか。日系流通業者は「タイ人の間でいかに知名度を上げられるかが重要だ」と強調している。(バンコク 共同)