中国国家エネルギー局のウェブサイトによると、中国の太陽光発電の設備容量は2015年末時点で4318万キロワットに達し、世界一となった。このうち太陽光発電所は3712万キロワット、分散型発電設備は606万キロワットで、年間発電量は392億キロワット時だった。
15年の新増設備容量は1513万キロワットで、新増送電設備1500万キロワットの目標を達成。世界の新増設備容量の4分の1以上、中国の太陽電池モジュール生産量の3分の1を占めている。
太陽光発電設備の運営状況は全国の多くの地域で良好。1年間の平均利用時間は1133時間。西北地区の一部の地域では送電能力不足のため電気を捨てる「棄光」現象が深刻で、甘粛省の年間平均利用時間は1061時間、エネルギー放棄率は31%に達した。新疆ウイグル自治区の年間平均利用時間は1042時間、放棄率は26%に達した。
東部・中西部地区では発展が顕著だった。中・東部では6省で設備容量が100万キロワットに達した。内訳は江蘇省が422万キロワット、河北省が239万キロワット、浙江省が164万キロワット、山東省が133万キロワット、安徽省が121万キロワット、山西省が113万キロワットだった。
新増設備容量の上位3位は上から順に新疆ウイグル自治区(新疆生産建設兵団を含む)が210万キロワット、内モンゴル自治区が187万キロワット、江蘇省が165万キロワットだった。
分散型発電設備の容量が大きい地域は浙江省(121万キロワット)、江蘇省(119万キロワット)、広東省(57万キロワット)だった。(中国新聞社)