広西チワン族自治区南寧市に2015年12月に開業したインキュベーション施設(中国新聞社)【拡大】
清科研究センターのアナリスト、林大鯤氏は「上場企業の幹部たちが新たなエンジェル投資家になっている。例えば、電子商取引(EC)最大手、阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディング)の新規株式公開(IPO)後、浙江省で系列のエンジェル投資機関が多数出現。15年の新興エンジェル投資の主力となった」と説明する。
ただ、エンジェル投資は株式投資産業チェーンの最上位にあり、リスクは最大だということを忘れてはならない。富を作り出す一方で、バブル化によるリスクも徐々に表面化している。1回の投資額も増加し、15年の平均投資額は前年より16.3%増の491万元だった。
浙江大学などが共同で設立した浙大科発股権投資管理の陳暁鋒董事長は「現在、エンジェル投資の“出口戦略”には豊富なメカニズムがあり、制度はイノベーションを繰り返している。優良事業には、エンジェル投資後の資金調達に引き続き参加する投資家もいる」と指摘。また、インターネット関連の起業が盛んな現在、その年の前半に起業したばかりで年の後半には事業が大成功、翌年には資産価値が5億元、10億元と拡大する企業も多いという。(経済参考報=中国新聞社)