東京近郊のアウトレットモールを思わせる目抜き通りは、周辺地域から若者が訪れる休日のデートスポットへと変貌。町の2月末人口は震災後はじめて、前月からの減少が止まった。
「女川で何ができ、女川から何ができるかだ」。運営する「女川みらい創造」の近江弘一専務が思い描くのは、仙台からの鉄道終着点という立地を生かし、杜の都と三陸沿岸部を結ぶ観光拠点としてのにぎわいだ。
一新した街並みは、人口減少対策に通じるコンパクトシティーの実践例として、最近では国や全国の自治体から視察要望が絶えない。同町は「われわれが『被災地』と呼ばれる期間はわずか。単なる自治体の一つに戻ってもにぎわいの続いていく街を後世に残したい」(産業振興課)と先を見据えている。(佐久間修志)