そもそもスティグリッツ氏は財政再建より経済成長を優先する首相の考え方に近く、会合で消費税増税に反対することは事前に予測できた。17日の第2回会合以降も首相の考えに近い有識者が相次いで登場し、やはり増税に否定的な見解を示す可能性がある。
会合の名目は、5月の伊勢志摩サミットに向けた勉強会だが、首相が14年11月に10%への引き上げ見送りを決断したさい、有識者を招いた「点検会合」を相次ぎ開いた経緯と酷似しており、「『先送り』に向けた地ならしが始まった」(農林中金総合研究所の南武志主席研究員)との声が、上がっている。(山口暢彦)