
韓国海軍のイージス艦「世宗大王」。日米のイージス艦との性能の〝格差〟が明らかになった(韓国海軍フェイスブックより)【拡大】
結果、演習でのSM-2ミサイルの発射すら2010年から失敗に次ぐ失敗で、目標と正反対の方向へミサイルが突進するなど最新兵器にありえない事態が続発。敵魚雷をだます「おとり魚雷」は、さび付いて発射できなくなっていたことがわかり大問題に。艦首ソナーのカバーも不良品で、海の浮遊物に当たるだけで破損するという信じがたい性能も明らかになっている。
韓国イージス艦は、SPY-1システムこそ米国謹製だが、船体は韓国製だ。さらに乗組員も日米並の弾道ミサイル対処訓練など体験したことがない。艦の能力とは、人の能力を抜きにしては語れないのだ。
北朝鮮と戦争中なのは、朝鮮戦争で休戦協定に調印していないのは、いったいどこの国なのか-。韓国と軍がそれを自覚して適切な行動を取らないなら、関係各国には客観的な判断が求められる。ナポレオンいわく「真に恐れるべきは、有能な敵ではなく、無能な味方である」