建設中の上海ディズニーランド=2月、上海市浦東新区(中国新聞社)【拡大】
上海市浦東新区の東部に位置し、96.7平方キロメートルの面積を有する川沙新鎮は今年6月に開園する上海ディズニーランドの建設地だ。同鎮の夏輝・副鎮長によると、ディズニーランドの建設は同鎮の農業に大きな変化をもたらしたという。
夏副鎮長が「5、6月になれば辺り一面がつやつやとした緑色にあふれ、美しい景色が広がる」と自慢げに語るのは、改革を行った後、すでに軌道に乗ったという稲作農業だ。
以前、同鎮には至るところに野菜のビニールハウスが広がっていた。しかし、一部の農家が目先の利益欲しさに生産効率を過度に重視した結果、化学肥料により土地の生態系は破壊された。無数のビニールハウスは景観を壊しただけでなく、日光の照り返しで周辺住民の生活にも悪影響を与えていた。
そんな中、ディズニーランドの建設が決まった。「このままでは全体の環境要求にそぐわない」(夏副鎮長)と考えた同鎮は、面積の3分の1を占める農地の保護に着手。生態環境の改善、農業の発展、農民の増収を実現するためには優良品種の作付けと生態系農業発展が必要不可欠との結論に至ったという。